叱りすぎて自己嫌悪…「ママ、だいすき」に救われた、ある日の子育て奮闘記

仕事と育児に追われ、子どもを叱りすぎて自己嫌悪に陥る日々。そんな私を救ったのは、寝る前のたった一言でした。
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余裕がない日、「ごめんね」ってなるのは私だけ?
仕事がうまくいかなかったり、体調が思わしくなかったり、誰かとちょっとした喧嘩をしてしまったり…大人だって、キャパオーバーになる日ってありますよね。
そんな時に限って、子どもが粗相をしてしまったり、いつもなら笑って許せるようなことでも、つい強く叱ってしまうこと、ありませんか?
そして夜、子どもが寝静まった後に一人反省会。「なんであんなに怒っちゃったんだろう…」と自己嫌悪に陥るパパやママは、きっと少なくないはず。
これは、そんなふうに立ち止まってしまった日に、少しだけ前向きになれた私の実体験です。
「怒りすぎちゃった」…日々募るイライラと、寝顔への後悔
あれは、上の子が4歳、下の子が2歳だった頃。仕事を再開して、毎日が本当に時間との戦いでした。心に余裕がなくなってくると、子どものささいな言動にもイライラしてしまうことが増えてきたんです。
例えば、食べるのが遅い長男に「もう時間だから片付けるよ」と有無を言わさずご飯を下げたり、なかなか寝ない娘に「早く寝て!」と声を荒げたり…。
そんな日が、正直ちらほらとありました。
でも、どんなにイライラして怒ってしまっても、眠っている子どもたちの顔を見ると、途端に愛おしさがこみ上げてくるんです。
「あんなに怒ってごめんね」と、胸が締め付けられるような自己嫌悪に陥る日々でした。
私を救った、寝る前のたった一言。「ママ、だいすき」
ある夜、いつものように寝室で子どもたちを寝かしつけながら、心の中で「今日もまた怒っちゃったな、ごめんね」と反省会をしていました。
すると、隣で寝ていた娘が、寝ぼけ眼で私にそっとくっついてきて、まだ拙いながらもはっきりとこう言ってくれたんです。
「ママ、だいすき」
長男も、私の手をギュッと握っては、満足そうな表情でスヤスヤと眠っています。
「こんなに怒ってばかりのママでも、大好きって思ってくれるんだ…」
その瞬間、目頭が熱くなって、思わず涙がこぼれ落ちました。
同時に、こんなにも純粋で、無条件に愛情を向けてくれる子どもたちとの、かけがえのない「可愛い期間」を、イライラで台無しにしてはいけない、と強く心に誓ったんです。
子どもは親を「ちゃんと」見ている
子どもは、私たちが思っている以上に親のことをよく見ています。
親がイライラしていると、子どもたちは甘えたい気持ちを抑え込んで、親の顔色をうかがうようになってしまうことがあります。
これは、保育士をしていた私自身も、日々感じていたことです。
いつもピリピリしている親御さんのお子さんは、笑顔が少なかったり、どこか落ち着かない様子だったりすることが多いと感じていました。
まだまだ未熟なママですが、あの夜の一言をきっかけに、パパと協力して家事や育児を分担し一人で頑張りすぎず、また子どもの前ではイライラを表に出さないように意識して努めるようになりました。
すると、不思議なことに、子どもたちの表情も以前より明るくなり、「大好き」や「ありがとう」という言葉を、前よりもたくさん言ってくれるようになったんです。
最後に:あなたを救う一言は、きっとそこにある
取りとめのない私の話に、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
子育てって、本当に思い通りにいかないことばかりですよね。
でも、ふとした瞬間の子どもの一言や仕草に、私たちは何度でも救われることがあります。
あなたも、そんな心温まる瞬間、ありましたか?
この悩みは、子育て中の誰しもが経験することだと思います。
もし今、あなたが同じような気持ちでいるなら、どうか一人で抱え込まずに、ご家族や信頼できる友人に頼ってみるのも良いかもしれません。
そしてパパは、ぜひ奥様を労って、いつもよりたくさんマッサージしたり、家事を手伝ったりして、喜ばせてあげてくださいね!